電子メール送信者のなりすましの抑制
96H021 江口裕一
eguchi@h-ps011.ise.osaka-sandai.ac.jp
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はじめに
大阪産業大学の演習室等のIPマスカレードを導入した環境で電子メール送信者の¥
なりすましがあった場合に、送信者を特定するのは非常に困難である。
本研究では、この問題を解決するためにIPマスカレードを導入した環境での¥
電子メール送信者のなりすましを抑制する方法を提案する。
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なりすましの定義
本研究での電子メール送信者のなりすましの定義は、¥
ユーザがユーザ本人以外の電子メールアドレスで電子メールを送信することである。
例えば、s96h021@sub.osaka-sandai.ac.jpという電子メールアドレスを所有¥
しているユーザが、以下の送信元電子メールアドレスを記述して電子メールを¥
送信することを指す。
- 他人の電子メールアドレス(s96h001@sub.osaka-sandai.ac.jp)
- 架空の電子メールアドレス(nobady@nowhere)
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IPマスカレードとは
ローカルIPアドレスしか持たない複数のクライアントマシンがゲートウェイマシン¥
の持つ1つのグローバルIPアドレスを利用してインターネットに接続させる場合に¥
使用されることが多い機能である。
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IPマスカレード環境での問題点
IPマスカレードを導入してない環境では、電子メールサーバからクライアントマシン¥
のIPアドレスを特定できる。¥
既存の電子メールサーバ用ソフトでユーザが送信元¥
電子メールアドレスを偽ったユーザと特定できる設定にすることができる。
↓
IPマスカレードを導入した環境では、電子メールサーバから見たクライアントマシン¥
のIPアドレスはゲートウェイマシンのIPアドレスと同一のものになってしまう。¥
送信元電子メールアドレスを偽ったユーザを特定することができない。
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なりすましを抑制する環境の想定
偽称を抑制するにあたって、以下の環境を想定した。
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抑制する方法
- なりすましを抑制するには、クライアントマシンのIPアドレスが特定できること¥
が第一である。
- よって、IPマスカレードの導入した環境で、なりすましを抑制するには、¥
ゲートウェイマシンでなりすましを判別し抑制する。
- ゲートウェイマシンの設定を、ユーザの電子メールの着信チェックや送信を¥
ゲートウェイマシンの中継プログラムを介して行うようにする。
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中継プログラム
- 中継プログラムにはstoneを独自に拡張したestoneを使用した。
- 中継プログラムは、ユーザの着信チェック時にユーザのユーザ名に対応した¥
電子メールアドレスをゲートウェイマシン内のファイルに記録する。
- ユーザが電子メールを送信する際に、ゲートウェイマシン内のファイルに¥
記録された電子メールアドレスと一致するかを判別する。
- 一致した場合のみ、電子メールサーバへ送信メールを中継する。¥
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なりすまし送信者への対処
ゲートウェイマシン内のファイルと一致しない場合は、なりすましを発見した¥
ものとして、クライアントマシンへエラーを通知する。
エラーは、ユーザが着信チェックをせずに電子メールを送信した場合を考慮して、¥
エラー通知後も電子メールを最初から書き直さずに再送が可能なものにした。
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まとめ
- 本研究で提案した方法を研究室内でテストした段階では、電子メール送信者のなりすまし¥
を抑制できた。
- テスト段階で、ユーザが自分自身の電子メールアドレスの設定を間違えて電子メールを送信する¥
ことを抑制できる効果があることがわかった。
- 実際に一般ユーザが使用している環境での運用テストが今後の課題として挙げられる。
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抑制方法(1/5)
ユーザが電子メールの着信チェックをした際に、ゲートウェイマシン内の¥
ファイルに、クライアントマシンのIPアドレス、ユーザの電子メールアドレス¥
着信チェックをした時刻を書き込む。
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抑制方法(2/5)
ユーザが電子メールを送信する際に、ゲートウェイマシン内のファイルに¥
書き込まれているものと一致するかを調べる。
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抑制方法(3/5)
一致しない場合は、ユーザが送信元アドレスを偽っていたものとして、¥
クライアントマシンへエラーであることを通知する。
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抑制方法(4/5)
一致する場合は、ユーザがなりすましを行っていないものとして、¥
電子メールサーバへ送信メールを中継する。
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抑制方法(5/5)
着信チェックをしてから15分経過したら、ゲートウェイマシンのファイルから、¥
ユーザの着信チェック時の情報を削除する。
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